大阪府立大学の中川智皓先生と共同で、関連英単語抽出システムを研究開発しております。
(スクリーンショットは開発途中のプロトタイプです。)
類義語やキーワードマップとは異なり、単一の単語ではなく短めの英文やセンテンスから、それに関連する単語を抽出するものです。
現在は英語ディベートのMotion(議題)から、ディベートで使われる可能性が高く、英会話レベルに応じた頻出英単語を主体にピックアップする内容となっております。
結果の単語シートはExcelワークブックに出力される点もWebアプリとしてはやや珍しいかもしれません。
PDFですと出力後の編集がしづらいですが、Excelなら手動での編集もやりやすいであろうという配慮からです。
もちろん、Webアプリ上でも単語訳などの編集は可能としてありますし、各単語の頻出レベルや英和辞典はデータベースに保有してあります。
こうした関連ワード抽出にはGoogleサジェストAPIを用いるケースが多いようですが、文章からの連想となると残念ながら使いづらいのが現状です。
またディベートではポジティブ・ネガティブ双方の主張展開が必要となりますが、不思議なことに英語のサジェストではポジティブ系のワードがピックアップされやすい傾向にあるようです。
この形では英語教育にニーズが限られるかと思いますが、会話からリアルタイムに生成すれば、テレビ会議中に今の会話から連想される英単語やキーワード、取り上げるべき記事や資料、ニュース記事の検索にも応用できるのではないかと考えております。